葛岡 碧がナビゲート ひとりで出来る!! 浴衣の着付け&帯結び
全プロセスを写真&動画で解説します
全プロセスを写真&動画で解説します
レディたるもの、今年こそ浴衣の着付けをマスターしましょう。大人っぽく仕上がる“角出し風”の帯結びもご紹介。写真で、動画で、浴衣の着付け&帯結びの全プロセスをチェックして。詳しい解説とともに、AneCanモデル葛岡 碧がナビゲートします。
【用意するもの】
A浴衣用肌着。下着が透けるのを防ぐほか、汗を吸い取って、快適に着こなす手伝いをしてくれます。Bフェイスタオル、またはバスタオル。色は表に響きにくい白がオススメ。くびれや出っ張りを補正し、寸胴型にします。C腰紐2本 D帯板。
浴衣の着付けから、帯の結び方まで、ひとりで出来る方法を動画でわかりやすくお届けします。大人っぽい印象に仕上がる、“角出し風の帯結び”をご紹介しています。
How to wear YUKATA & Modern arrangement of "Tsunodashi style Obi"
揃えた襟先の約20cm上と、背縫いを持って浴衣を持ち上げ、裾の高さを決めます。
※裾の高さは、くるぶし位まで。
「上前幅」を決めます。体の幅と合うように、襟下を右脇にくるように合わせます。
※上前・・・浴衣の前を合わせたときに、外側になる部分
※下前・・・浴衣の前を合わせたときに、内側になる部分
「上前幅」をずらさないように、「上前」を広げて「下前」を脇に入れ込みます。下前の褄先(裾の角)を8cm位斜めにあげて左肘で押さえておきます。
※浴衣が腰にぴったりとつくように。
「上前」を「下前」にかぶせます。このときも褄先を4cmほど斜めに上げて、右手で押さえます。
空いた左手で腰紐を持ちます。腰紐をウエストの位置にあて、後ろで交差させて、左右にぎゅっと引いて締めます。腰紐を前にもってきて、結びます。
※中心で結ぶと、お腹がぽっこり出てしまうので、左右のどちらかで結ぶ。
紐の端を、紐の間に挟み込みます。
「身八つ口」(左右の脇のあき)から両手をいれて、後ろの「おはしょり」を整えます。指先を下へ向かってなで下ろすように。
片手で両襟を揃えて持ち、反対側の手で背中の縫い目(「背縫い」)を下へ引きます。後ろの首と襟の間の開きを調整(衣紋を抜く)します。こぶし横一つ分くらいあけます。
襟はのどのくぼみあたりで交差するように合わせ、胸下に胸紐を当てます。
後ろで交差させた胸紐を前に回して結びます。
両手を背中に回し、「背縫い」をまげないように後ろのシワを取ります。胸紐の下に指を入れ、左右に軽く引いてから、下にも引いて、きれいに整えましょう。
胸元をきれいにするために、胸紐の下にたるみを引いておきます。「おはしょり」の右脇の余りは、「上前」の「おはしょり」の中に斜めに入れて整理します。
浴衣の着付けは完成!!
帯の短い方を約40㎝位半分に折って持ちます。後ろから回し、半分に前中心に当て、斜めに上げておきます。
帯の長い方(タレ)を左脇にもっていき、巻いていきます。
巻き終わりのたれを斜め内側に折りあげます。こうすることで、結び目がかさばりにくくなります。
帯の長い方(タレ)に、短い方(テ)をくぐらせ、ひと結びします。
帯の短い方(テ先)を上に預けておきます。帯の長い方(タレ)は、結び目から40cm位まで、帯幅を半分に折ります。右へもっていき、20cm位で折り返します。
帯の短い方(テ)をその上から巻きつけ、輪の中に右側から左側に引き抜きます。
ぎゅっと締めながら結びます。
帯の長い方(タレ)を結び目の下から、くぐらせます。長さをみながら、もう一度タレをくぐらせます。
※長いときは、もう一度くぐらせます。
タレを同じ長さになるように整えます。
一方の手を帯の下、もう一方で結び目を持ち、帯を時計回りに回します。
※必要な場合、帯板を入れます。
完成!!
後ろ姿
平らな状態のおはしょりをキープ!! 裾や襟元が崩れた場合は、おはしょりを引っ張って整える。
長さはくるぶしにかかるくらい、シルエットは腰から下へつぼまるのが理想。
襟が開きすぎないように上品に。脇もすっきり収まれば、胸元が美しく決まります。